小型ドローンTinyWhoopのはじめかた
TinyWhoopって?
TinyWhoopはタイニウープまたはタイニフープと発音します。
Blade Inductrixという手のひらサイズの小型トイドローンに、カメラと映像送信機を載せてFPVをできるようにしたものです。
小型なのでお家の中で飛ばしても比較的危なくありません。
また、本体は2000円程度と非常に安く始めることができます。
カメラを付けた機体を利用すると、FPVというVRゴーグルみたいなものをつけて臨場感のある飛行も楽しめます。
以下の動画を見て頂けると雰囲気は伝わりやすいかと思います。
まるでスターウォーズ!!
Tiny Whoop Alley Cat Coffee Cup Invitational Race - Team BIG WHOOP - Indoor Drone Racing
入門編(予算約5000円)
機体:E010
Blade Inductrixではなく、中国製のドローンなのですが格安で多数発売されています。
こういうものは中華フープとも呼ばれています。
- 7mmモーターなので動きがゆっくりなので入門に適しています。ただし、カメラを乗せると重くて耐えられません。
スペアバッテリー
- バッテリーも7分くらいしか持たないため、スペアのものを買っておくことをオススメします。
- 6個入りで3000円弱なのでバッテリーも比較的安いです。
バッテリーケース
- バッテリーケースで防火仕様のものもあるので万が一に備えて購入していくとよいかもです。
室内練習方法
練習については以下の手順で行うことをおすすめします。
Lv.1
上下の加減を覚えます。自分の目線の高さに留める訓練をします。
送信機で使う部分は左のスティックのみです。
左右にも動くと思いますが、Lv.1では無視してよいです。
ドローンは自重で降りるときに一気に下がりすぎるので、重力に負けないようにスティックコントロールすることがポイントです。
始めはドローンが暴れてしまうかと思いますので、ドローンに手芸用の2〜3mの透明糸をくくり少し重たいものを土台にして練習すると安全です。100円ショップでも売っているのでドローンのバッテリーボックスのあたりにくくりつけちゃいましょう。
Lv.2
前後左右の動きを「自分の目の前に留める」練習です。
今度は右のスティックも使います。
左右に動かそうとせず、流れていくものを中心に戻すイメージです。
Lv.3
前後を留める練習です。
前後の感覚は、分かりにくいので距離感をつかむ上で非常に重要です。レベル2と同様に勝手に動くのを戻すイメージです。
ここまでできたら、自分の目の前でドローンを留めることができるようになります。
これをホバリングといい、基礎となりますのでしっかり練習しましょう。
Lv.4
空中で水平方向に一回転(旋回)させます。
使うのは左のスティックの左右となります。
ホバリングをさせた状態で、左回転、右回転と一回転させてみましょう。
回転中高度が下がると思いますので同じ位置に留める訓練をしましょう。
Lv.5
ドローンの向きはそのままで、左右のスティックを駆使して、部屋の中を右回り、左回りと一周させてみましょう。
空間の感覚を養えてとてもいい練習になります。
Lv.6
Lv.4とLv.5で練習したことを合わせてみます。
まっすぐ壁まで進んで壁の手前で180度旋回して、自分の方向に戻します。
ドローンの向きが変わるととても混乱すると思いますが、ドローン視点で操作する気持ちになって慣れるまで練習してください。
応用編(FPV)予算:約30000円
FPVをやる場合に必要なもの
- カメラ
- カメラを乗せられる機体
- FPVゴーグル
- 免許と開局申請(※ FPVをする場合はアマチュア無線免許と開局申請が必要です)
カメラ
FPV Camera & VTX
- BATAFPV Z01 OSD AIO 5.8G 25mW VTX(系統図付)
- オレンジと水色の線がありますが、E011の場合は切断して直結してもらって大丈夫です。
機体
入門編で使ったE010は7mmモーターなのでカメラを乗せると重たく思うように飛ぶことができません。
ですので8mmモーターのE011がおすすめです。
モード2を選択してください。
Eachine E011ミニ 2.4Gヘッドレスモード 60000RPM 716コアレスモーター玩具ブリック RCクアドコプターRTF セール - バングッド
FPV Goggle
- 高いものは5万以上というものもありますが、入門ですと1万円前後のもので大丈夫かと思います。
- Earchine EV800D
- EV800でもよいですが、Dがついているやつだと飛行を録画できます。
www.banggood.com
送信機
これは無くてもよいのですが、ドローンについているものは細かい操作がやりづらいため揃えることをオススメします。
- Taranis Q X7 + iRangeX
- OpenTX系がおすすめです。iRangeXをつけるとマルチプロトコル化できるのでいろんなドローンを操作できます
- iRangeXを使うことで日本国内で使用できる周波数帯を使うことができます。
- これもモード2を選択してください。